再訪「ヴィジョンズ・オブ・アメリカ 第2部 」東京都写真美術館

このところ目を患っていて仕事を休ませてもらってるんですが、そろそろリハビリも必要だろうと、この間見に行った東京都写真美術館の「ヴィジョンズ・オブ・アメリカ」第二部をもういちど見てきました。


http://www.syabi.com/details/america.html#part2


いちど見てるので今日は軽く 1時間程度。真っ先に見にいったのがアンセル・アダムズの「月の出 ヘルナンデス ニューメキシコ」。他にもアンセル・アダムズ作品はいくつか展示されてたけど、僕以外の見学者からもやっぱりこの作品がいちばん熱心に見られてた気がする。他の作品も美しいんだけど、やっぱりこれはミラクルだよね。


http://www.anseladams.com/index.asp?PageAction=VIEWPROD&ProdID=955


あと、じっと見てたのがこれ。リチャード・アヴェドンのファッション写真で、カルダンのコートをはおったエレガントな女性モデルが、洒落た傘を片手に、ふわっと跳ぶようにパリの街を横切るの。


http://www.richardavedon.com/#mi=2&pt=1&pi=10000&s=18&a=1&p=0&at=0


いかにも軽やかで素敵な一瞬をキャプチャーしてるんだけど。これよく見るとすごいんじゃないか。本当にね、ふわっと何の不自然もなく跳びあがったみたいに見えるんだけど、これファッション写真なのでエレガントなモデルさんは当然ヒールのある靴を履いてる。でパリなんで足元は当然、石畳。でも見てのとおりモデルさんの膝も爪先もすらりと美しく伸びてるんだ。どうすればこのポーズでこんなに跳びあがれるんだろう。これって軽くありえなくないですか?

よくよく見ると、坂道を利用した錯覚で高く跳んでるように見えるのかなって思えなくもない。でもそれにしてもこのポーズは素敵だよね。写真家が注文したんだろうけど、空中にいる人にポーズはつけられないもの。


ちなみにこれを書く為にちょっと検索してて知ったんだけど、サイモン&ガーファンクルのアルバム「ブックエンド」のカバー写真を撮影したのもリチャード・アヴェドンだったみたい。